寝違えについて

朝起きたら首が痛くて回したり前後左右に動かしたりすることが出来ない、首だけではなく肩や背中の筋も痛くて腕が上がらないなどの症状はありませんか？

肩こりや筋肉痛のような重苦しい鈍痛が首から背中にかけて広範囲に生じている、体の可動域が極端に狭くなり日常生活もままならない、湿布を貼ったり外用薬を塗ったりしても痛みや違和感が改善されないなど、寝違えの症状に悩まされた経験があるという方は多いのではないでしょうか。

寝違えの症状

首を傾けたり回したりする際に痛みが走るのが一般的ですが、症状が重いと何もしなくても痛みやしびれが出てしまうこともあります。つらい症状は、数日程度続きます。寝違えの原因としては、首や肩や背中の筋肉が圧迫されることや、骨に負担がかかることなどがあります。筋肉の圧迫や骨への負担につながる要因は様々です。

寝相が悪くて無理な寝姿勢になってしまう、枕の高さやマットレスの硬さが自分の体に合っておらずフィットしないなどがそれにあたります。筋肉が圧迫されるのを防ぐためには、正しい寝姿勢を維持することが重要になりますが、血液やリンパ液の流れが悪くならないような対策を講じることも大切です。

寝違えの解消法

血行を促進させるためにすべきこととしては、夜は39～40度くらいのぬるめのお風呂にしっかりと浸かって体を芯から温める、寝る前に軽いストレッチやマッサージを行って凝り固まった筋肉を柔らかくほぐしておく、就寝中に体が冷えないようにするために寝室の温度調節を行ったり保温に優れた寝具を使用したりする、日頃か適度な運動を心がけて代謝を促進させるなどがあります。

数日経っても症状が解消されない場合は、他の疾患が隠されている可能性がありますので、医療機関を受診してレントゲンやCTやMRIなどの検査をしてもらいましょう。