ギックリ背中について

背部に突然強い痛みを覚える症状として広く認知されている症状としてぎっくり腰がありますが、同様に背部に生じる症状としてあるのがギックリ背中です。ギックリ背中は腰に痛みを覚えるぎっくり腰とは異なり、背中の真ん中や肩甲骨といった腰よりも上方向にて痛みを覚えるのが特徴的です。

しかも、背中の上部は腕や首など身体の中でも取り分けて動かす機会が多い部位が集中している特徴もあるので、ギックリ背中になると僅かに身体を動かしただけで強い痛みを感じたり、咳払いすらままならないという症状に悩まされます。

ギックリ腰の原因

このようなギックリ背中が発症する原因として挙げられるのが、身体が元来有しているカーブや柔軟性が日頃に疲労などによって乱れてしまう事です。人間の背中というのは内臓が収まるようにカーブが存在しているのですが、背中に位置している筋組織や関節などは肩こりなどの筋組織の疲労や凝りによって様相が変化してしまう機会が多いため、元来有しているカーブが乱れやすいです。

カーブが本来の様子とは異なった場合、背骨や助骨が繋がっている部分などにも負担が生じるようになり、その結果呼吸を行うだけでも痛みを覚えるようになります。しかも、ギックリ背中は重症化すると筋組織がより一層緊張状態になり、筋繊維が微細断裂する恐れが高まるため速やかに医療機関を受診する必要があります。

痛みの共通点

そして、ギックリ背中はぎっくり腰のように突然痛みに見舞われる共通点がありますが、発症しやすい行動を事前に理解しておけば予防に繋げられます。ギックリ背中が発症しやすいのは、棚の高い所に置いてある物を取ろうと腕を伸ばした際や久々にスポーツに興じる際、深呼吸をする際などなので疲れが溜まっていると感じる時には注意しましょう。